有効成分が全く同じまつ毛育毛剤

まつ毛育毛剤と言うと、どうしても男性用の髪の毛の育毛をイメージして、少し不思議な感じを受けるかもしれません。しかしまつ毛も髪の毛もどちらも毛根から生えている毛ですから、まつ毛の育毛剤も髪の毛の育毛剤と働きは同じだと思って良いでしょう。
まつ毛育毛の有効成分であるビマトプロストは、本来、緑内障治療薬としてアメリカのアラガン社で開発された薬剤です。世界で初めてまつ毛の治療薬、育毛剤として認可され、その効果と安全性が認められました。
アラガン社がアメリカで販売しているまつ毛育毛剤は、製品名をラティースといい、これはパッケージも豪華でかなり高価格の商品です。ルミガンはそのアラガン社が製造しているもので、実際には、本来の緑内障治療薬として販売されているものです。成分はラティースと同じですが、こちらはラティースよりも安価で手に入ります。
インドでは、同じ有効成分を使用したケアプロスト、ビマトアイ・ドロップスが製造・販売されています。製造元が違うため、ビマトプロスト以外の保存料などの成分に違いはありますが、価格はかなり安くなっています。
日本では現在、ルミガンとケアプロストが購入しやすいようです。ビマトプロストが同濃度であれば、ラティース、ルミガンのどちらを使用しても同様の効果が得られます。美容外科などでまつ毛育毛剤を処方される場合には、同等の効果で価格が安いという面から、ルミガンを処方されることが多いようです。
ビマトプロストはまつ毛の成長期を延長して長く伸ばし、毛根周辺を刺激して、まつ毛を太く、色を濃くします。効果は1~2カ月で出てきますが、使用を中止すると、まつ毛の生えかわり周期に伴って、次第に元の長さのまつげに戻っていきます。生えかわりの周期は数週間から数ヵ月と幅がありますが、人によっては2、3週間で急激に元に戻ったと感じることもあるようです。効果を持続させるには、継続して使う必要があります。
また、薬剤がコンタクトレンズに触れると、レンズに色がついてしまうことがあります。これは有効成分であるビマトプロストのはたらきではなく、添加物の防腐剤によるものです。